親が子どもにおはなしを聴かせるように
この本を読みました。
今をときめく落語家さんの対談集。
落語に関する本はあんまり読んだことなかったんです。
でもこの本はおもしろかった。
もっとこれからは落語の本も読もうと思いました。
印象に残っているところ。
柳家花緑さんと桂米團治さんの対談ででてきた、桂米朝さんのお話。
あるインタビューで桂米朝さんが「落語とは何ですか?」と訊かれたそうです。
それに対して米朝さんは
「おじいちゃんが孫に聴かせるおとぎ話」
みたいなことを答えたそうで。
自分はやりたい噺を好きなようにやってました。
でもたとえば。
自分が娘に絵本を読んで聴かせるみたいに落語をやったら。
いったいどうなるんだろう。
子ほめとか、娘に聴かせるようにやる。
今度やってみよう(笑)
この噺のこの部分をこんな風にやってとか、
部分的にどうやるかみたいなことはしょっちゅう考えるんです。
でも全体を通して、どんな雰囲気でやるかなんて考えたこともなかったなぁ。
とてもいい発見をさせてもらえた本でした。
それから。
これは昨日飲んでいて、知り合いと落語の話をしていておもったのです。
単純に、落語の話をしているのは楽しいもんです。
好きなことの話をしているので、楽しいのは当たり前なのですが(笑)
あらためて、もっと落語にハマってみようと思うのでした。