落語会に出演して思ったこと

この間、とある落語会に出演してきました。

そのときに思ったことをつらつらと書いてみようと思います。

 

自分の出番は開口一番、つまりトップバッターでした。

自分は、トップバッターでの出演は嫌です。

お客さんがどんな反応するかわからないし、

必ず遅れてくる人がいて、人の出入りがとても多くて、

自分も、お客さんも、集中力を削がれます。

 

軽く自己紹介をして、あまりまくらを振らずに、さっと噺に入りました。

正直、もっともっとまくらは長くても良かったかもしれません。

持ち時間に制限があるので、もちろん、その分噺は削らなくてはいけなくなりますが。。。

が、人の出入りが落ち着かないことを考えれば、

まくらを長めにして、出入りが落ち着いてから噺に入っても良かったと思います。

 

ネタおろしということもあり、とにかく自分に力が入っていました。

一生懸命になってしまった。

これは個人的な意見ですが、

落語は一生懸命やってはいけないと思っています。

一生懸命やると、お客さんが笑ってくれません。

自分も他の人がやるのを観ていて、

一生懸命やっていると、笑いどころは分かるんですが、

なぜか笑えません。

肩の力を抜いて、ゆるゆるとやるのが良いと思っています。

 

そして、かみすぎました(笑)

噛むのは良いんです。

ただ、噛んだあと台詞が出てこず、一瞬止まってしまうことが何度かありました。

 

全体的には出来は悪かった。

でも、一つわかったことがあります。

それは、一之輔師匠の崩した感じの古典は自分には難しいということ。

いきなり大きい声出してやる感じは、自分には難しい(笑)

 

古典をやるんだったら、あまり崩さずに、素直にやるほうが

やりやすいし、自分にも向いているように感じました。

 

その他、自分以外の演者を観ていて思ったのは、

素人は、まくらは短かい方がいいということ。

はっきりいって、まくらでウケなんか狙わなくていい。

 

軽く自己紹介して、さっと噺に入ってしまう方がいいなって感じました。

 

以上、この前の落語会に出演して思ったことでした。